1億円の行方(4)旧新魚目町
1980年代後半に行われた通称「ふるさと創生事業」で、国から交付された1億円の
使い道をスメルするという下世話な企画の第4弾です。(※写真はイメージです。)
旧新魚目町の場合
▲旧新魚目町は 昭和31年(1956年)に 4ヶ郷で形成された魚目村と、同じく
4ヶ郷で形成された北魚目村が合併し誕生しました。
合併前年の昭和30年の両村の人口は、魚目村 4,311人、北魚目村 6,451人の
計10,762人。合併後は昭和35年に10,836人、新町合併直前の平成16年
7月には4,752人と減少しています。
▲旧新魚目町役場は 新町合併後も新上五島町役場 新魚目支所として使用されています。
▲場所はこちらです。
▲旧新魚目町といえば、長崎県の天然記念物に指定されている赤ダキ断崖が有名ですね。
▲場所はこちらです。
▲この赤ダキ断崖のそばに「海のふるさと館」という建物がありますが、旧新魚目町が
「ふるさと創生事業」で造ったのが この建物です。
▲場所はこちらです。
▲この「海のふるさと館」はミニ水族館として建設されました。私も20年以上前に
利用した覚えがありますが、亀がいたような記憶があります。
▲案内板によると、
ふるさと創生事業として、赤ダキを望むこの地に海を中心に光あふれる自然、薫り
貴い歴史とロマンを生かした町造りの一環として、この建物が出来ました。
ということです。
▲現在は使用されていないようですが、少しだけ開いたシャッターが気になります。
→ 1億円の行方(5)旧奈良尾町につづきます
【参考文献リスト】
・新魚目町郷土誌
・有川町郷土誌(昭和47年)
平成26年の旧新魚目町に関する記事はこちら