1億円の行方(3)旧若松町
1980年代後半に行われた通称「ふるさと創生事業」で、国から交付された1億円の
使い道をスメルするという下世話な企画の第3弾です。(※写真はイメージです。)
旧若松町の場合
▲旧若松町は昭和31年(1956年)に、中心となる若松郷を含む5ヶ郷で形成さ
れた若松村と、中心となる日島郷を含む5ヶ郷で形成された日ノ島村が合併し、誕生
しました。
合併前年の昭和30年の両村の人口は、若松村 8,158人、日ノ島村 3,451人の
計11,609人。合併後は昭和35年に10,887人、平成12年には4,299人
となっています。
▲新町合併後、旧若松町役場は新上五島町役場 若松支所として使用されています。
▲場所はこちらです。
▲旧若松町といえば平成3年に開通した若松大橋が有名ですね。
▲場所はこちらです。
▲この若松大橋から役場若松支所に向かう途中の三叉路付近の丘に、「白浜仁吉公園」
という公園がひっそりとありますが、旧若松町は「ふるさと創生事業」で この公園を
整備したそうです。
▲場所はこちらです。
▲公園内には白浜仁吉先生之像という像があります。
▲こちらが白浜仁吉先生の銅像。
▲台座の碑文によると、旧若松町の出身で国会議員を12期も務められた方だそうです。
若松大橋の建設にも尽力されたと聞いたことがありますが、昭和60年1月4日 開通を
待たずに お亡くなりにならたそうです。
▲ググってみたところ、この銅像は昭和61年に建立されたということがわかりました
ので、銅像自体は「ふるさと創生事業」以前から こちらにあったようですね。
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旧若松町の「ふるさと創生事業」について、「ほかにも何かやったみたい」ということ
でしたが、今回の事業以外の資料がないそうです。 公園の整備だけで1億円かかった
とは思えませんので、旧有川町と同様の「分散型事業」でしょうね。
引き続き調査したいと思います。
→ 1億円の行方(4)旧新魚目町につづきます
【参考文献リスト】
・若松町史
・有川町郷土誌(昭和47年)
平成26年の旧若松町に関する記事はこちら ↓