【若松】 ちょっと怖い七頭子宮 その2・石司編
七頭子宮の分霊をお祀りする石司(いしづか)神社は間伏(まぶし)郷石司地区にある神社です。
▲場所はこちらです。
▲県道169号線を日ノ島方面に向かいます。この標識が目印です。
▲道路は車一台分の幅しかありませんので、対向車が来たときのこと考えるとちょっ
と怖いです。ここから先、道幅はどんどん狭くなっていきますので行ってみようとい
う方は軽自動車で行かれることをオススメします。
▲石司地区。山の中の細い道路を抜けると突然開けた場所に出るのでちょっとビック
リします。
▲集落中央の湿地を取り囲むように家が点在し、道路があります。
▲現在は耕作放棄地になっているようですが1975年の航空写真で見てみますと、
もともとは田畑だったようです。けっこう広いですね。
▲石司神社。創建年代は不詳ですが、若松神社と老松神社の創建の由緒から考えると
天正18年(1590年)から元禄元年(1688年)の間の分霊・奉祀となりま
す。当初は頭子神社と呼ばれていたようですが、戦後になって現在の社号になったよ
うです。
天御中主神を主祭神に、田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神の宗像三女神を配祀をしま
すが、これはかつて間伏郷内にあった「清瀧神社」という神社を合祀した際に、石司
神社で一緒にお祀りするようになったんだそうです。
神紋は「左三つ巴」のようです。
▲間伏郷間伏地区には「清瀧山神護寺」という寺院がありますが、もしかしたら清瀧
神社となにか関係があるのかもしれません。
▲場所はこちらです。
▲石司神社の社殿後ろには祠が並んでいます。
境内社なのかよくわかりませんが、手前から2番目と3番目の祠には順に「頭子神
社」、「八坂神社」と彫られているのが確認できました。
祠の傍らには古い狛犬がありました。どこか漫画「ベルセルク」に出てくる野犬のよ
うな雰囲気があります。
ちなみに名字由来netによると「石司(いしづか・せきじ)」という名字の方が全国に
200名ほどいらっしゃるそうですが、この石司地区が石司姓発祥の地だそうです。
電話帳で調べてみたら新上五島町には8軒の石司さんがいらっしゃいます。
そのうちが3軒が若松島に、残り5軒はなぜか有川の太田郷と七目郷にいらっしゃる
ようです。
→ 【若松】 ちょっと怖い七頭子宮 その3・滝川原編につづく
【参考文献リスト】
・若松町郷土誌
・五島神社誌(神祇会南松浦郡部)
・ハローページ