【有川】 にわかミステリーハンターが知る人ぞ知る安産の聖地をスメルしようとすると・・・
有川の赤尾郷に孕(はらみ)神社という安産の神さまとして知られた神社があります。
▲場所はこちらです。
▲この由緒書きのとおり五島氏(宇久氏)ゆかりの神社ですので、神紋は五島氏の家
紋である「丸に花菱」を使用しています。
▲この遭難事故を由来に、奥方を乗せた船が転覆した瀬戸には「孕瀬戸」と呼ばれるよ
うになりました。
▲魚目の浄福寺に埋葬されたご遺体は、浦桑郷の観音山で「野々観音」として祀られ
ています。
▲女神をお祀りする神社なので、社殿は巫女さんの衣装を思わせるようなカラーリング。
▲そして「ゴゼドンの鼻」ですが、孕神社から歩いて3分くらいのところに参道入口
があります。
▲この辺です。
▲参道を進んでみましょう。
▲歩き始めて2~3分くらいのところで海鳴りが聞こえてきて少々雰囲気がでてきます。
実はここを訪れるのはこれで2回目です。
前回は2010年の冬に訪れましたが、帰り道に子連れの猪に威嚇されました。それ
以来恐ろしくて一人での山歩きはしていません。
今回は意を決して参りました。
▲途中こういったものが突然あらわれて雰囲気がでてきたところに追い打ちをかけて
くれます。誰かのお墓でしょうか。オトロシイです。
▲森が途切れたところで右に曲がります。
が、前回この少し先のところで猪に遭遇しました。軽いトラウマになっているのか記
憶がフラッシュバックしまして、やはりここから先は断念し引き返すことにしました。
前回参拝した時の写真がありますので、ここからはこちらでお楽しみください。
▲参道入口から10分くらい。この橋を渡るともう到着です。
というよりこの橋は今でも健在でしょうか。それを考えると今回はやはり行かなくて
良かったのかも。
▲到着しました。白い小屋が子施寺という寺院です。奥の方にちょっとだけ祠が見え
ると思います。これが産婆の祠ですね。
▲岬の先端の狭い境内に祠が2基祀られてます。
大きい祠が産婆、小さい祠が胎児ということでしょうか。生垣で囲われていてわかり
にくいですが、確かに宇久島方面を向いているようですね。
▲小さい祠にはありませんでしたが、大きい祠には孕神社の神紋と同じく五島(宇
久)氏の家紋「丸に花菱」があしらわれています。
▲子施寺外観。
▲子施寺内観。安産祈願の腹帯が多数奉納されています。
今回は途中で断念しましたが、その翌日のこと。原因不明の高熱に見舞われました。
あのお墓を撮影した祟りでしょうか。近いうちに清酒と饅頭を持って供養しに行くこ
とにしましょう。
【参考文献】
・有川町郷土誌(平成6年)