【上五島】 五島列島で唯一の代官所跡
▲場所はこちらです。
▲案内板によりますと、鎌倉時代から続く平戸松浦氏と在地の青方氏との間に所領を
めぐる相論を、正平7年(1352年)に宇久島の領主・宇久氏が仲裁したそうです。
▲その結果、現在の続浜ノ浦郷・道土井郷・飯ノ瀬戸郷、さらに折島・柏島・串島の
3島が平戸領となりました。
▲平戸松浦氏は続浜ノ浦郷をこの地域の知行の中心地として定め、代官所を置きました。
以降、続代官所は南北朝時代から約500年間、この地域の行政を取り仕切っていま
したが、明治を迎えて廃止。続浜ノ浦以下3つの地域は明治11年(1878年)の
町村制の実施に伴い、若松村に編入。同18年(1885年)に同村の管轄を離れ、
浜ノ浦村が誕生しました。
▲そんな続代官所跡。荒れてます。
この建物自体も代官屋敷跡に含まれているのかどうかわかりませんが、案内板には、
「続代官所跡は五島に現存するただ一箇所しかない代官屋敷跡で貴重な文化財である」
と書かれていましたが・・・。
▲雨戸も外れ、廃墟状態ですね。
▲裏側の様子。
▲誰も管理する人はいないのでしょうか・・・。
▲こちらはお座敷でしょうか。写真左隅にやたらとデカいそろ盤があります。
▲ちなみですが、この続代官所跡は町の文化財に指定されています。
▲表通りにはこんな案内板まであるのに、ちょっと残念ですね。
▲今後の行く末が気になります。
【参考文献】