【上五島】 奈摩郷の政彦神社の社号額の文字
奈摩郷に政彦(まさひこ)神社という神社があります。この神社の拝殿内にある社号
額の文字は、ある有名人によって書かれたものです。
▲場所はこちらです。
▲政彦神社の創建は承元3年(1209年)正月。主祭神は天津児屋根命。神紋は
「上がり藤」です。
藤原(中臣)鎌足の16代目の子孫であり、青方郷を本拠とした土豪・青方氏の始祖
である玄城房尋覚公の嫡男・藤原通高公が、藤原氏の氏神・天津児屋根命を勧請し、
この地にお祀りしたのが始まりだそうです。
ちなみに、青方氏を名乗ったのは玄城房尋覚公の二男・家高公です。
▲さて、拝殿内・中央の社号額にご注目ください。
▲わかりますでしょうか?
▲「元帥伯爵東郷平八郎謹書」と書かれていますね!
▲政彦神社の社号額は、東洋のネルソン、沈黙の提督、アドミラル・トーゴーこと、
東郷平八郎元帥によって書かれたものでした。
【画像はWikipediaの東郷平八郎から転載】
明治38年(1905年)の日本海海戦において連合艦隊を率い、世界最強レベルの
バルチック艦隊を「トーゴー・ターン」で破り、史上稀に見る一方的勝利を我が国に
もたらした名将ですね。
意外と気づいてない方も多いようですので、政彦神社を参拝する際にはぜひチェック
してみてください。
【参考文献リスト】
・上五島町郷土誌